自然農法での就農への道(2)農業研修篇1

年が明けて2020年になって間もなく、私は初めて農業研修を受けることになりました。

実はこれは農業研修というよりは合計で3回の講習のようなもので、終了すると、大阪府独自の「準農家」という認定を受けるための要件の一部を満たすことができるものなのだそうです。私は単なる初心者向けの研修だと考えていたので、実際に行ってみると、農業経験の豊富な人がたくさん集まっていてとても驚いてしまいました。

私は普段は家で引きこもってライター業をしていますので、人が大勢集まる場所に行くのは久しぶりのことでした。実際に行ってみると、男性がほとんどで、女性は私を含め3人でした。

昨年の就農相談からさらにさまざまな情報を集め、有機栽培の罠についても知りましたので、農薬を使わずに農業をするには「自然農法」が最も良いと考えるようになりました。

自然農法というのは、農薬や肥料を使うなどの余計なことをせず、自然のままに野菜を育てるというものです。

最初に自己紹介がありましたので、私は「自然農法をやりたい」ということを何も考えずに口にしました。すると、休憩時間の時に女性の参加者の1人が声をかけてくれ、「私も自然農法をやりたいと考えている」とのこと。ただ、自然農法というと、いろんなことを言う人もいるということを教えてもらい、自己紹介で言うんじゃなかったかなと少し後悔しました(笑)

自然農法の場合、農薬を使用しないために虫が大量にやってくると思われているようで、農薬を使用する農家からは疎まれるというようなこともあるそうです。ただ、私が調べてみたところ、農薬を使用しないから大量に虫が来るということもないようで、逆に農薬を使用してもその農薬の適用外の虫にやられてしまうということもあるようです。

自然農法を提唱している福岡正信さんという人が「わら一本の奇跡」という本を出しているのですが、この方は元々は害虫などの研究者をされていた方です。農薬を使う農法と使わない農法を比べてみて、農薬を使わない自然農法が1番だと30年以上をかけてたどり着いたという人でもあります。

この福岡正信さんの本では、無農薬無肥料の場合は、土の持つ力を最大限に引き出せることや害虫を食べてくれる益虫などの働きもあり、結果的に農薬や肥料を使用したものよりも収穫量が上回り、害虫の被害も少ないと紹介しています。

福岡正信さんの提唱する自然農法を実際に試してみた人たちの畑は、最初は虫の被害などを周囲の農家さんが心配していたそうですが、結果的にまったく苦情は来なかったのだそうです。

私も現在まだ就農の入り口に立ったばかりなので、自然農法がどのようなものなのか、これから失敗もたくさんしながら経験を積んで情報を共有できるようになれればと考えています。

すみません!話が随分と飛んでしまいました。

とりあえず、私が無知のあまりうっかり「自然農法やりたい」と自己紹介で言ったおかげで、とても素敵な仲間と巡り会うことができました。実はこの女性はヴィーガンカフェを経営しておられ、自分で自然農法で育てた野菜をお店に出すということを目標にされていたのです。

また別の項で紹介しますが、現在はこの方が借りている畑を手伝わせて頂き、自然農法についての実践の勉強をさせて頂いているところです。

で、閑話休題。

研修1日目の話に戻りましょう。

研修1日目は、午前中に野菜の栽培に関する講義があり、午後は圃場へ出て実際に農作業をするというスケジュールになっていました。

午前中の講義では、肥料のことや病害虫のこと、連作障害などさまざまな農業の基本的なことを教えてもらいました。

そして、午後には長靴を履いて圃場に行き、実際に畑でどのように作業をするのかということを教えてもらいます。1人に1本ずつ鍬を持ち、畝の整備をするということもしましたが、これが慣れている人たちはとても上手ですが、慣れていない私は四苦八苦し、畝を破壊しているような感じになってしまいました(汗)

改めて、経験が必要だなぁと感じた瞬間でした(涙)

ただ、漠然と「農業やりたい」と考えていた時よりは、この1日目でかなり具体的にイメージが掴めたような気持ちになりました。

では、農業研修2日目に続きます。